チャマビエ・カテキンの有効性
コロナ禍の現在、免疫にかかわる様々な研究が進められています。
中でも日本古来の伝統素材、緑茶から抽出される茶カテキンの働きが世界中で注目されています。
茶カテキン、中でもエピガロカテキンガレート(後述はEGCG)と呼ばれるカテキンには様々な効果があることがわかってきました。
これらの効果について検証されている論文より、主にエピガロカテキンガレート(EGCG)および「べにふうき」に関する事項を確認し、カテキン含有のあるサプリの有効性について確認していきます
EGCG(エピガロカテキン)の有効性
①自己免疫疾患予防効果
自己免疫疾患とは免疫系が本来は反応しない正常な細胞を誤って攻撃することによって生じる病気の総称で、関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、シェ―グレン症候群などの疾患がある。
EGCGは
1)自己免疫疾患の原因となる自己抗体の産生を抑制する。
2)活性酸素を消去し、傷害を軽減し炎症を抑える。
3)炎症に関わるタンパク質の産生を抑え保護する。
②インフルエンザ予防効果
緑茶を飲用する習慣があると、インフルエンザの発症が少なくなる。また、緑茶カテキン抽出物による「うがい」や、緑茶成分(カテキン+テアニン)の摂取によってもインフルエンザや風邪の予防効果が得られる。
茶カテキンはウイルスのスパイク(突起)に結合し、宿主細胞表面へのウイルスの吸着を阻止し感染を防ぎます。
またウイルスの増殖を抑える作用もあります。
③HIV感染予防効果
EGCGはヒト免疫不全ウイルス(HIV)に対して、抗ウイルス作用を示し、HIVへの感染を防ぐ効果が期待できます。
EGCGは
1)ウイルス粒子に直接作用する
2)ウイルスの細胞への吸着を抑制する
3)細胞内でのウイルスDNA合成を抑制する
4)HIVに感染した患者の細胞内でウイルス産生を抑える
5)ウイルスを媒介する精液中のタンパク質を中和する能力を持つ
6)ポリオウイルスなど種々のウイルスに対しても抗ウイルス作用を持つなど、様々な抗ウイルス効果が報告されている。
静岡理工科大学総合技術研究所客員教授
静岡県立大学 名誉教授 小國伊太郎氏
静岡県立 食品栄養科学部 助教 島村裕子氏論文より抜粋
増え続ける花粉症患者への有効性
国産紅茶用に開発された茶葉『べにふうき』にはメチル化カテキンが含まれアレルギー症状の原因となるヒスタミンの放出を阻害してアレルギー緩和効果を示します。メチル化カテキンとエピガロカテキンガレートを効果的に摂取することで花粉症などのアレルギーを緩和することができます。
美容・健康への効果~メタボ関連疾患予防効果~
茶カテキン(EGCG)とメチル化カテキンは、血圧上昇に関与する物質を生成する酵素の活性を阻害することにより、血圧上昇を抑制する。
•EGCG はコレステロールが腸管から吸収されるのを阻害し排出させる。
・老化抑制効果(アンチエイジング)
体内では様々な活動に伴い活性酸素が発生するが、通常は抗酸化酵素によって速やかに分解される。このバランスが崩れて活性酸素が蓄積するとその酸化傷害により脳の委縮や記憶力の低下など老化が促進する。
茶カテキンには抗酸化作用があり、酸化傷害が抑えられ、老化の進行が抑制される。
静岡県立大学 薬学部 準教授 海野けい子氏論文より抜粋
・腸内細菌叢調整効果
( おなかの調子をよくする効果)
ヒトの腸内には100 種以上の細菌が生息するが、茶カテキンはこのうち腸内善玉菌とされる乳酸桿菌やビフィズス菌を増加させて、クロストリジウムなど悪玉菌を減少させる。その結果、糞便悪臭の原因であるアンモニア、硫化物、インドールなどの物質が減少する。習慣的なお茶の飲用やカテキンカプセルの摂取は、腸内の乳酸菌類を増やし、悪玉菌を減らし、おなかの調子を整え、糞便悪臭を軽減するということがわかり、健康的な体調を保つ方法の1つとして、食事中や食後にお茶を飲んだり、茶カテキンを摂取するという習慣が大切であ
茶研究・原事務所(株) 原 征彦氏論文より抜粋
「人生100年時代」における重要性~がん抑制作用~
がんの発生は、遺伝子の突然変異で始まり、がん細胞増殖・悪性化、がん転移などの過程を経るが、茶カテキンはこれらのさまざまな過程でがん発生を抑制するさまざまな作用を持つ
緑茶成分のがん抑制メカニズム
①発がん開始段階(突然変異)の抑制
②発がん促進・進展段階の抑制
③がん細胞のアポトーシス(自己死滅)促進
④がん細胞の転移抑制
⑤がん組織での血管新生抑制 など
多岐に渡る場面で発がんを抑制する効果が解明されている。
椙山女学園大学 生活科学部 教授 中村好志氏論文より抜粋
~肝機能と脳機能・口腔ケア・乾癬症~
①肝機能保護効果
•肝臓に強い炎症が起こったり、炎症が持続したりすると、肝硬変や肝ガンの前段階である、肝繊維化が始まる。緑茶カテキンは炎症に関わるタンパク質やコラーゲンの生成を抑制し、肝炎や肝繊維化を抑制する作用がある。
•EGCG は、活性酸素を除去する抗酸化作用を持ち、肝炎を予防する。
山形大学 地域教育文化学部 助教 鈴木拓史氏論文より抜粋
②脳機能調整効果(認知症・脳卒中)
•アルツハイマー型認知症は、脳内でのタンパク質の代謝において、正常時とは異なる酵素が活性化されアミノロイドβと呼ばれるタンパク質が蓄積する。EGCG はアミノロイドβの蓄積を抑制して認知症を予防する。
静岡県立大学 薬学部 準教授 海野けい子氏論文より抜粋
•茶カテキンの摂取は、脳梗塞を軽減するとともに脳障害に由来する神経症状も軽減する。また、脳出血の発生を抑制したり、脳外症後に生じる脳機能障害の発生を軽減するため脳卒中予防効果がある。
近畿大学 医学部 講師 田渕正樹氏論文より抜粋
③骨粗鬆症予防/ 歯周病予防/抗乾癬効果
EGCG は、
1)骨吸収に関与する細胞(破骨細胞)の生成と活性を阻害。
2)骨の支持組織であるコラーゲン繊維等を分解する酵素の活性を阻害するため骨粗鬆症予防に効果がある。
昭和大学 薬学部社会健康薬学講座医薬品評価薬学部門
教授 岩井信市氏論文より抜粋
•EGCG は、歯肉線維芽細胞における炎症に関与するサイトカインの産生を抑制して、歯周病を予防する。
徳島大学 歯学部 教授 松尾敬志氏論文より抜粋
•緑茶カテキンは、表皮の形成に必要なタンパク質の産生を促し、乾癬の症状を改善させる。
高知大学 医学部歯科口腔外科学講座
教授 山本哲也氏論文より抜粋
様々な視点からみてもカテキンの有効性は非常に高く、病気・老化などの状態に関わらず、万人が摂取すべき栄養素であり、もっと手軽にカテキンを摂取できる方法の普及を進めるべきと当サイトでは考えています。